ワークライフバランス推進の考え方と体制

会社の成長とともに従業員個々人の充実した生活を実現するため、ヤマハグループでは、ワークライフバランスの推進に労使で協力して取り組んでいます。

ヤマハ(株)では、長年にわたる総労働時間短縮への取り組みに加え、法施行に先立って1990年に育児休職制度を、1992年に介護休職制度を導入し、労使一体となって制度の充実を図っています。労使による「ワークライフバランス推進委員会」を設置し、総労働時間の短縮や従業員の多様な事情に対応可能な両立支援制度を整備してきました。2012年からは、より効率的な働き方を実現するための実行計画「ワークライフバランスアクションプラン」を部門単位で策定、活動に取り組んでいます。

労使ワークライフバランス基本方針

私たちは、更なる事業の発展と個人の充実した生活の両立を実現するため、多様な価値観・ライフスタイルを尊重したワークライフバランス支援を積極的に推進します。

仕事の質や生産性を高めることで生み出された時間を個々の多様性に合わせて有効活用することは、生活全体を充実させ、心身の活力につながります。

その活力こそが、新たな価値創造の原動力となり、永続的に良い仕事をしていくための、ひいては企業価値の向上と個人の豊かな生活のための源泉となります。私たちは、こうした好循環を作りあげていきます。

労使WLB基本方針

 両立支援制度の構築・改善

従業員一人一人の充実によって実現する「活力ある組織」を目指し、個々の従業員の多様な事情に対応できる柔軟な勤務制度づくりとして、両立支援制度の構築・改善に取り組んでいます。

ヤマハ(株)では「次世代育成支援対策推進法」に基づき、労使協議を通じて行動計画と目標を立てて活動しています。厚生労働省から次世代育成支援事業主として、2008年と2014年に認定を受け、次世代認定マーク「くるみん(2014・08)」を取得しています。

活動内容としては、2008年の春季労使交渉での合意以降、ワークライフバランスの制度拡充を順次進めています。2013年度からの第3期3カ年の行動計画においては、男性の育児休職取得促進や一斉カエルDAYの徹底、有給休暇取得促進の取り組みを実行した結果、「プラチナくるみん」の認定を取得しました。「プラチナくるみん」とは、くるみんマークを取得している企業のうち、一定以上の水準で両立支援の取り組みが進んでいる企業を認定する制度です。